「あなたをどこで育てるか」超自分本位な就職活動のススメ②
こんにちは。
Giraffeです。
前回から5回に渡って連載をスタートしたテーマ
「超自分本位な就職活動のススメ」の2本目となります。
少し、前回のまとめを…
【まとめ】------------------------------------------------------------------------
・人事は別に偉くないし、ただの人間。
なんだか偉そうな人事を見つけたら、疑ってください。
・人事はただの人間なので、「人を見極めるプロだろうから」などと
買い被らず、自分が主導権を握って、誰にでも分かるように
丁寧に伝えましょう。
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今回は、「就職活動」・「自己分析」と
一般に言われるものへのわかりやすい解釈についてお話します。
私が学生さんに就職活動に対するアドバイスをする際は、
「木」に例えてお話していたので、簡単にこちらをお伝えします。
まず、自分自身を「木」だと思ってください。
芽が出て、
若木になり、
実なんかつけちゃったり。
しかし、普通の「木」と違うのは、
みなさんは「自らを育てる場所を、自らで選べる」
ということです。
これまでも、小学校・中学校・高校・大学、
場合によっては部活や習い事、バイトや留学など、
皆さんは「土壌」や「肥料」を選んできたはずです。
これからもそれは全く変わりません。
「就職活動」というものは、「これから数年間育つ、土壌を、森を探す」
ということに他なりません。
勘のするどい方はお気づきかと思いますが、
土壌や環境が変わっても「同じ木」だということです。
学生さんの中には、「小さいころの自分」や「高校時代の自分」を
「いま」と切り離して考えてしまう方が多いです。
ある種「諦め」て、そして「認め」てください。
あなたは、枯れて世の肥やしになるまで
あなたでしかありません。
ですので皆さんは、生まれてから今までの
「連続した自分」という存在を認め、
その自分が最も気持ちよく育ち、
大輪の花を咲かせ、甘い実をつける場を見つけるべきです。
もちろん、同じ森にずっと生えている必要はありません。
皆さんという「木」のその時、その時の状態によって、
吸収しなければならない「栄養分」も「仲間の木」も「環境」も
違いますからね。
ここからは、「木」に例えた時に皆さんに伝えるべきことを
いくつかお伝えします。
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①いまの太さ・高さ・実の多さに何故なったかを
「木」は知らない。
②しかし、次の「土壌・森」を決めるには、過去・現在の土壌や森が
自分という木の生育状況に、どんな影響を及ぼしたのか知るべき。
③すこし間違えて、自分の生育に悪影響を及ぼした土壌も普通にある。
④もっときれいな花・甘い実を咲かせ(つけ)られたかもしれないのに、
その可能性には簡単には気づかない。
⑤品種改良には痛みが伴う。接ぎ木するぐらいの痛みなのでけっこうしんどい。
⑥森には特に、「管理人」が存在している。「しだれ桜公園」にブナはいらないし、
「栗農園」に桜はいらない、と管理人は考えている。
⑦もっというと、「管理人」は「過去に実や花をつけた実績」を通して、
「この木は、うちの土壌でちゃんと咲いてくれるのか」
「さくらはさくらだけど、うちの色味にあうか」
と考えており、木の選別に苦労している。
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ピンと来ないかもしれませんが、
上記7つの観点を今一度考えてみてください。
次回はいよいよ、具体的手法のお話です。
またお会いできるのを楽しみにしています。